京都美山サイクルロードレース(以下、美山ロード)は、昭和63年(1988年)の第43回京都国民体育大会(以下、国体)のロードレースコースとして始まり、コロナ禍での2年中断を挟みながらも、40年近くにわたり公道の同一コースで開催を続けてきました。初心者からトップクラスの競技者までが参加できる大会として、その開催回数は日本一を誇ります。
これまで美山ロードは、多くの競技者やファンを育て、自転車競技の普及や選手育成に大きく貢献してきました。また、美山町の認知向上や地域経済の活性化を図るスポーツイベントとして、多くの成果を挙げてきました。
しかし、社会情勢やロードレースを取り巻く環境の変化を受け、私たち実行委員会は美山ロードの大きな転機を迎える決断をいたしました。
第38回大会を、これまでの歴史を総括し、町や自転車競技の未来に向けた「ファイナル・レース」として開催することといたします。
この最終大会をもって、美山ロードは幕を閉じます。しかし、その精神は次世代に受け継がれ、新たな形で地域に息づいていくと信じています。
最終大会が関わってくださった皆様にとって素晴らしい思い出となるよう、全力で運営に取り組みます。
どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2025年1月
京都美山サイクルロード実行委員会